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2021年9月30日
和製英語インナーマッスルの概念を提唱した整形外科医の話は目からウロコだった
肩の筋肉が内側と外側で異なる働きをしていることを解明。この内側の筋肉に「インナーマッスル」と名付け、学会で発表した整形外科医の筒井廣明先生が出演されていました。
私は五十肩ではないので、その治療自体に興味はありません。しかしインナーマッスルを正常に働かせる方法には、もちろん興味が
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2021年9月18日
合気道のむすぶ・結びとは? どなたからも具体的な説明はないみたい
さまざまな雑誌や書籍、動画等で「むすぶ」「結び」「気の結び」が出てきます。ところが詳しい説明は、ほぼ見たことがありません。
詳しく説明しようとすればするほど、理屈で考えれば考えるほど、本質とはかけ離れてしまう概念はあると思います。それでもただただ「結ぶ」とか「むすび」とかいう言
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2021年9月2日
合気道の気って何? どうにも統一見解はなさそうな気配
現代において武道の世界は特殊で、一般的にはあやしい存在でも、やっている人たちの中では当たり前とされていることは少なくありません。
合気道では、少なくとも「気」は、現在でもそのままに残り、受け入れられているのではないでしょうか。「気」をあやしいという合気道の人は、とても少ないと思
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2021年8月18日
合気道には固い稽古と流れの稽古がある? その分岐点を辿ってみると
「固い稽古」「流れの稽古」というワードをよく目にしますが、養神館ではまず使われることのない言葉です。 想像すると、本来対立するような稽古方法ではないと思いますが、どうも譲れない主張があるようです。 最近も「出稽古に来た人の腕を掴んだら動けなかった」というツイ
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2021年8月7日
合気道の力を抜くって? を具体的に探っていくと
合気道ではどこの流派でも「力を抜け」と、頻繁に言われていると思います。じゃあ、実際にどうやって力を抜けばいいのか、具体的にどういう状態のことかを教えられることはあるでしょうか。
「力を抜く」ことは重要なはずですが、書籍では、ほぼ言葉だけか、観念的な説明に終始しています。いくら重
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2021年7月29日
合気道の当身って何? 消えてしまわないためのアーカイブへ
今回も合気道の用語です。言葉として「当身」はけっこう使われていると思いますが、実質的に合気道から当身は失われつつあるかもしれません。素手による当身がないのに、剣や杖、短刀を稽古し、それじゃ斬れないとか指導されているとしたら、かなり不思議な状況です。合気道は体術がメインのはずです。
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2021年7月22日
合気道は円の動き。の奥のマニアックで難解な話へ
今回は、『円の動き』です。
合気道は円の動き、角がなく丸く動くなど、どこの合気道の道場でも言葉として「円」が高頻度で使われていると思います。
ところが植芝盛平先生は、私が知るかぎり書籍や映像で「円」という言葉は、それほど使われていないようです。
直弟子の先生方は、ご自分の解釈
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2021年7月15日
合気道の間合いって何? のちょっと深い話へ
合気道の用語。直弟子の先生方の文章を中心に紹介することで、先生あるいは流派ごとの解釈を多角的に知り、理解の的確なヒントになることを目指します。
今回は、『間合い』です。
「間合い」はよく使われていると思いますが、その意味するところは、合気道の書籍などで詳しく書かれていることは
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2021年7月8日
合気道の呼吸力って何? のちょっと深い話へ
定義しようなんて大それたことではなく、直弟子の先生方の文章を中心に紹介することで、先生あるいは流派ごとの解釈を多角的に知り、理解の的確なヒントになることを目指します。
今回は、合気道の根本『呼吸力』です。
合気道以外の武道や身体操作で、呼吸力という言葉を使うところは、まずないで
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2021年6月6日
「玉を捧げる」と「朝顔の手」はどうつながるのか?
口伝“朝顔の花が咲くように”
誘うとか、操作するために、なんてことは考えもしていません。
その後、大東流合気柔術の「朝顔の手」を知るのです。
知ったといっても、当時はいろいろ調べたところで何も出てきません。ほぼ「合気上げでは、朝顔の手をするとスルスル上げやすくなる」ぐらいの記述