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2021年1月9日
緊急事態宣言を受けての対応について
稽古による感染のリスクは、ゼロではありません。ゼロではないから、リスクは極力減らす。都なら都の規制や要請の内で、できる範囲の稽古による心身へのメリットを最大限にしようと考えます。
今回はもう少しハッキリ書いておこうと思います。
非常事態宣言が解除になって、今まで稽古してきて、多


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2020年12月31日
『怪我をしない体と心の使い方』は、実質的に使える武道本
それ以上に腕を上げると、肩甲骨が上方回旋します。ポイントを簡単に言うと、肩が上がります。
武道では肩を上げるなと、よく言われます。肩の構造は不安定だからこそ、多様な動きができます。でも肩が上がると、特に持ち上げる動作が不安定になります。
合気道では後ろ技ですね。肘持ちでも両


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2020年11月28日
【上達論】意識することのジレンマ
【Don't think. feeeel!】
前回、姿勢と脱力について書きました。くどくどと書いておきながら、最後にはDon't think. feeeel!だとか矛盾した展開。だけど、そこには矛盾じゃないんです。
姿勢に限らず、流派の動きについて正確に知って


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2020年11月19日
脱力と姿勢の関係性のマニアックな話
合気道では脱力することが必要だ。そう語られることが多いですが、完全な全身の脱力はありません。全身の力を抜けば、立っていられません。気絶した人や泥酔した人のように、潰れてしまいます。
要は、部分部分の力を、極端に抜くのです。膝を抜く、肘を抜く、股関節を抜く技法もあります。
部分につ


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2020年10月28日
握手して落とすなんて失礼なことするなよと
片手持ち四方投げの稽古をしていたら高校生が、「漫画のバキはガチらしいんですけど、渋川剛気が握手した武蔵を合気で落とすシーンがあるんです。それをやってるYouTubeがけっこうあってー」と言い出したから、もう可笑しくって。 うん、知ってる(笑) だけど握手した相手を落とすなんて、ど


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2020年10月21日
杖取り|残心について詳しく述べよ
先日、杖取りで呼吸投げ(杖取りでは、ほとんどが呼吸投げですが)を稽古していたら、「投げたあとにどう打つんですか?」と聞かれました。あ、いや、とりあえずそこまでやらなくてもいいですと答えましたが、確かに私は投げたあとに、足を進めて打ちに行っています。無意識にやってしまいます。 有段


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2020年10月12日
「歳を取るほど強くなる」なんてことが可能だろうか?
観察するというより、感じられること。感じて対応できることが、塩田剛三先生のおっしゃる「自分が無理にならない体づくり」ではないでしょうか。
ところで最近、年齢をどう受け入れるか、いかに勝つか現役を続けるか、みたいな文章を2本読みました。
ひとつは格闘家として、国内外の総合のリングに


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2020年10月2日
身体を鍛えるということについて
Twitterで繰り返し話題に上ってくる筋トレ。「武術界隈の言ってることも、 筋トレ界隈の言ってることも、 整体界隈の言ってることも、 全部中途半端にしか分からん」とツイートしている人がいて、つい笑ってしまいました。私もほとんど同感です。 誰も自分の肉体を使って、検証してないから


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2020年9月19日
“疲れない体を脳からつくるボディハック”を題材に
運動をする上では「前庭感覚」「深部感覚」がシャープに機能していないと、思い通りの動きができるはずもありません。
「表在感覚」が優れていないと、合気道の持たれる・持つ技は、形をなぞっているだけかもしれません。
だから動きの質という視点からすれば、「前庭感覚」「深部感覚」「表在感覚」


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2020年9月2日
痛くならない膝行の方法
私、初心者のころは膝行がキライでした。いや、今でも好きではありませんが(笑)理由はもちろん膝が痛くなるからです。現在では痛くなりませんが、それでも疲れてしまうし、得意ではありません。たぶん稽古量の問題。それほど稽古してこなかったのです。 自分で工夫しはじめたのは、三段審査を受ける