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かつて合気道を稽古されていて、再開したいなと考えられている方に向けてのページです。
精晟会渋谷には、養神館合気道の経験者や他流の経験者も複数在籍し、稽古しています。もちろん違うところはありますが、ベースになる幹のところはそれほど変わらないと思います。
​また養神館合気道の経験者はもちろん、他流の経験者の方も、すでに取得されている級や段位をそのまま適用して稽古していただけます。

養神館合気道の経験者の方へ

精晟会渋谷は、その名の通り精晟会に所属しています。精晟会は故・寺田精之先生の高弟の先生方が集まってできた団体。寺田之先生は、塩田剛三先生の後輩で、ともに養神館を設立され、塩田先生がお亡くなりになった後は、養神館の最高師範、最高顧問を歴任されました。

合気道養神館は、どうして独立したのか

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精晟会は、初期の養神館の技の方法を残していると言われることがありますが、ほかにも寺田先生が改良されたやり方もあります。さらには、それほど稽古しませんが寝技絞技など、寺田先生が独自に作られた連携技応用技もあります。

どうして養神館の最高師範、最高顧問のときに体系を変えなかったのかと質問されることがありますが、寺田先生は「こうでなければならない」というお考えはなかったようです。さまざまな流派や団体の合気道に対して「元が通じているのだから、合気という気持ちでいくならそれでいい」(続 植芝盛平と合気道)という言葉も残されているぐらいです。

中でも同じ養神館という中心力を重視する合気道なら、少しの違いでしかないと思います。

また最後にも詳しく書きますが、精晟会渋谷ではコロナ禍で、杖取りなど武器を使った稽古を時間の半分程度行っています。養神館には本来、杖を扱う体系はありませんので、独自の稽古方法になります。

養神館らしい杖取りを求めて

他流の合気道経験者の方へ

精晟会渋谷で、他流の経験でも、取得された級や段を尊重しています。並ぶときには、どこで取ったかは関係なく、段や級の順に並びます。それは、基礎的なところはそれほど変わらないと思っているからです。

それに身についた動きや理合があるのなら、それを変える必要はなく、あらたに足していくという発想でいいと考えています。

私自身が他流の出身ですが、以前の技法や理合を捨ててはいません。稽古しているのは養神館の技法ですが、バリエーションとして自分の中に持っています。

養神館を含めどこの流派でも、一長一短があります。得意不得意があります。長所と長所の足し算にできればいいのです。

ただ経験された稽古の密度や年数、また年齢によって違ってくると思いますが、有段者であっても合気道を稽古しなくなってから数年も経っていれば、受け身などはともかく、呼吸力は大幅に衰えていると思います。相手がいる稽古をしていなければ、そうなるのが当然です。

​もちろん、身体が強く記憶していれば、復活するまで、それほど時間はかからないかもしれません。

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養神館合気道は中心力
まず姿勢の力

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合気道には、さまざまな流派があります。どんな団体でも、生の筋力ではなく、呼吸力を重視しているのは共通しているでしょう。

養神館をお作りになった塩田剛三先生は、「植芝先生は呼吸力呼吸力と言っておられたんですが、これは結局私が分解したところ集中力すなわち中心線の力」「中心線の強さ、ぶれないということが大切」「これが自然に行われるよう自分の足腰を鍛えていく」「植芝先生は何やらブラブラしているんですが、ちゃんと生きている。いざとなったらスパッと変わってしまうんです」とおっしゃっています。

極意要談

このように養神館では、呼吸力の要は中心線の力=中心力という解釈ですから、かなり明確です。

この中心線の強さを鍛えるため、合気道では本来構えないところを構え、まず中心線を意識するところから稽古を始めます。

 

養神館の技や稽古方法との違いは、正直なところ大きいかもしれません。

例えば、養神館では他流と比較して、圧倒的に表に入る技が多いと思います。厳密には入り身技ではありませんが、すべての技に(一)と(二)があります。腕や胸を持たれる場合だと、引かれたときが(一)、押されたときが(二)の技。正面打ちだと、仕手(取り)から打っていくのが(一)、受から打っていくのが(二)の技です。

そう、正面打ちだと仕手から打っていく技があるのです。不思議に感じられるかもしれませんが、岩間で晩年まで植芝盛平先生に仕えられた斎藤守弘先生が同じことをおっしゃっているので、開祖がそうされていたのは確実だと思います。

養神館と他の合気道とのいちばんの違いは?

ともあれ、養神館で正面打ちの面技は、一ヶ条も二ヶ条も三ヶ条も四ヶ条も仕手から打っていきます。

小さな違いは数多くありますが、大きな違いは、そんなところです。

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剣杖を使った
独自の稽古方法も

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技の稽古の半分は剣杖を使います

養神館合気道には、基本動作として剣操法があります。杖に関しては、何もありません。

ところが塩田剛三先生ご自身は、剣術も杖術も研究をされていたそうです。そして一部の先生には、剣術杖術の併習を勧められていたそうです。

剣杖ができると体術にどう役立つのか -前編

精晟会渋谷では以前から、剣や杖を使った稽古をしていました。他の道場と比較すると、多く稽古していた方だと思います。

2020年春の非常事態宣言解除後は、リスク低減のため剣杖を使い、原則的に接触しない稽古を行っていました。秋以降は、ざっと剣杖が半分、徒手が半分という時間配分です。

剣杖の素振りや組杖だけではなく、杖取りをメインに武器技も数多く行っています。

YouTube 剣杖短刀・武器を使う

杖取りをかなりやってみると、生の筋力を使わない、中心力、テコ、反射など、合気道に欠かせない様々な力の使い方が、徒手技よりも実感できることが分かってきました。

そして体捌きと間合い感覚。合気道でありがちな徒手のそれなりの打ち突きでは感じることが難しい緊張感とともに、素早く正確な体捌きを習得することができると思います。

週に一回や二回程度の稽古の中で、徒手も剣杖もやるとなると、正直なところ時間が足りません。可能なら稽古の場だけでなく、公園などで振ってもらい正確な突きや打ちができるよう、会員の皆さんにも、できる限り剣杖を買ってもらっています。

​武器取りを安全に稽古するなら、まずは正確に突く打つができること。

コロナ禍のリスク低減のために、徒手の代替として始めた武器を使った稽古ですが、徒手では習得が難しい感覚や技術が身につくことは明らかです。徒手の技の感覚が変わってきます。

2年ぐらいでは、新型コロナは収束しなさそうです。いつ終わるのかは、誰にも分かりません。

しかし収束後も、精晟会渋谷では武器を使った稽古を続けていきます。

ご興味が出てきたら、体験してみてください

精晟会渋谷では、見学は受け付けていません。稽古の雰囲気は、下のフッタにある各SNSで公開しています。

稽古はあくまで会員のためのものですが、入会を検討される方に向けて有料の体験を設定しています。1回の体験でどれほど伝わるかは疑問ですが、少なくとも向き不向きは感じ取れるはずです。

 

もちろん他の合気道の道場と、比較検討してしてください。精晟会渋谷の稽古は、多くの合気道道場とはちがっているところがあります。なによりできる限り1人ひとりに合わせ、無理なく本質的なところで上達する方法を試行錯誤しています。

精晟会渋谷の合気道体験は、下のバナーからどうぞ。リンク先のページでは体験について、その内容や様子もご紹介しています。

体験についてバナー2020_1.jpg
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