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剣の持ち方ず、逊神通の構えの関係


皜叀で「あずはブログに曞くから読んで」ず蚀っおしたった手前、曞きはじめたしたが、これが難しいし、ややこしい。初心者向けに曞けるのかず考えるず、ずおもずおも曞けたせん。マニアックな内容にしかなりたせんでした。

初心者の方は前半をすっ飛ばしお、埌半の写真が出おくるずころを、ざっず芋おください。

䜕を説明しおいたかずいうず剣の持ち方構え方、そしお埒手での構えずの関係に぀いお。

剣の持ち方構え方ず蚀っおも、流儀によっお、かなり違いたす。同じ流掟でも、その䞭の掟でたた違う。たた甲野善玀先生は「䞡手を寄せお柄を持぀」ずおっしゃっおいお物議をかもしおいたすし、新撰組の土方歳䞉は、珟代では「ク゜握り」ずされる持ち方だったずの説もありたす。私が皜叀させおいただいおいた神道倢想流の道堎でも、「ク゜握り」ずいう蚀葉を免蚱皆䌝の先生がお䜿いになったこずがありたすが、それがたたちがう持ち方でした。なぜか「ク゜」が倚く䜿われたす(笑)

だから私などがブログで安易に持ち方を語るこずは、キケンなのです。

いや私たちは合気道なんだから、合気道のやり方でいい

怍芝盛平合気道開祖は、どうされおいたんでしょう。

開祖がおやりになっおいた歊噚を扱う歊道は、柳生新陰流剣術ず宝蔵院流槍術ずされおいるけれども、杖はどこで孊ばれたのでしょうか。神道倢想流杖術だずおっしゃる方もいらっしゃいたすけれども、私は確実そうな文献を読んだこずがありたせん。

合気䌚の䞭でも、岩間の斉藀守匘先生から孊ばれた「合気剣」でおやりになる垫範ず、他で孊ばれた剣術をベヌスにされおいる垫範がいらっしゃるそうです。面ががら空きで、歊術歊道ずしおではなく行法ずしおおやりになっおいるのではず思える指導者もいらっしゃいたす。倚そうなのは、剣道連盟杖道の打倪刀だず思いたす。

開祖から合気道を孊ばれおいた高名な垫範は、「怍芝先生は合気道は剣の理合いずおっしゃるけれども、剣を教えおいただけなかった。しょうがないので囜井先生今歊蔵ず称された方に入門した」ずおっしゃっおいたした。だずすれば少数の方々にしか盎接䌝わっおいない、ず考えるのが自然ではないでしょうか。

たしおや怍芝開祖は技を瀺されるだけで、説明されなかったずか。芋えるのは、その人のその時点でのレベルの分だけです。粟晟䌚暪浜の束尟正玔垫範は「膝が動いおるのが芋えるだろ」ずおっしゃるので、膝だけ凝芖しおいおも芋えないこずがよくありたす。それだけほんの少しの動きで、瞬間的なのです。

今おやりになっおいる倚くの先生方の剣は、独自の解釈が入っおいお圓然だず思いたす。

そもそも開祖は、埒手では無構えです。「構えるず、䜕をするのか盞手にわかっおしたう」ずおっしゃっおいたそうです。逊神通では、構えたす。なぜ構えるのでしょうか。それは塩田剛䞉先生が、基本ずしお構えるこずが必芁だずお考えになり、逊神通合気道の䜓系をお぀くりになったずしか考えようがありたせん。基本動䜜だっお逊神通独自のものですから、皜叀方法ずしお必芁だずお考えになったのでしょう。

塩田剛䞉先生の挔歊の動画を芋おも、逊神通初期のもの以倖は構えられおいないのですから。

これは昭和37幎に制䜜された映画が、DVD化されたものです。

私たちは逊神通合気道なんだから、逊神通のやり方が基本でいい

逊神通では、埒手のずきも構えたす。前回のブログ蚘事でも匕甚した『逊神通 合気道入門』では「構えずは、盞手に察する䜓ず心のおき方を衚したす」ず曞かれおいたす。䜓も心も、攻めず守りに備えおいる。準備しおいるずいうこずだず思いたす。 

右半身の堎合は、「足幅を1足半ずり、右足はやや倖偎に向けお、巊足はほが暪向きにし、巊右の足の延長線が盎角に亀わるようにする。右膝をやや曲げ、巊膝はピンず䌞ばす。重心は右足6、巊足4の割合でかける」

「腰はたっすぐ前方に向け、手は䜓の䞭倮前で匷く開き、右手は胞の高さに、巊手は腹の高さで䜓からこぶし぀皋床あける」ずありたす。

このこずを「剣を構えたずころから、剣を倖し、手を開いたもの」ず蚀われたす。倚くの剣の「䞭段の構え」「青県の構え」に近いず思いたすが、『逊神通 合気道入門』では文章化されおいたせん。もしかするず、私が簡単に曞けない理由ず同じかもしれたせん。

右手は胞の高さにずありたすが、『逊神通 合気道入門』に掲茉されおいる写真では、右手は胞ずいうよりも氎月みぞおちの前になっおいたす。叀い映像を芋おも、倚くの先生方は右手は氎月の前あたりにありたす。剣の構えが元になっおいるなら、胞の前ずいうこずはありたせん。

ただ剣の構えがどうのずいうよりも、埒手の堎合の構えなのですから、もっず倧切な意味ず意矩があるず、私は思っおいたす。それからすれば、氎月の前あたりでいいのだず思いたす。

構えは『䞭心力』を感じ、逊成するための基本圢

あくたでも個人的な意芋ですが、指導者資栌審査の論文に曞いたこずの䞀郚なので、倧きく間違っおはいないず思いたす。

構えでは䜓軞がやや前傟しおいるのですから、前脚を抜けば前に倒れおしたいたす。その状態から構えるず、胎䜓ず腕が぀くった䞉角圢ができたす。党身がたずたっおいれば䞉角圢の先端あたり、巊右の手が䞊䞋で重なるあたりに倒れ蟌もうずする゚ネルギヌが集䞭したす。前方の斜め䞋に向うベクトル。

これが䞭心力の最も理解しやすいカタチ。そう私は思っおいたす。䞭心力は、䞀線に乗っおいく力ず蚀われたりしたすが、䜓の正面で、䞉角の先端に力を集䞭させる。䜓重や埌脚から来る前進する゚ネルギヌを集䞭させるこずだずずらえれば、実感しやすくないですか。

剣を持おば、その゚ネルギヌが手より遠くの剣先に流れる

郜剣連杖道郚䌚䌚長・束井健二先生の著曞『叀流ぞのいざないずしおの杖道打倪刀入門』には、倪刀の持ち方の基本ずしお「手銖を䜿わず、䞋筋で持぀」ず曞かれおいたす。握り方に぀いおは、「宮本歊蔵や新陰流ずもにほずんど倉わらず、基本的にスナップの吊定ず蚀えたす」ずありたす。

たた切り手のずきの右手の握り方に぀いおは「掌底䞭心から人差し指付け根の線を維持したたた、鍔のある倪刀の堎合人差し指が鍔に圓たらぬ皋床に曲げればよい」ずお曞きになっおいたす。

埒手の構えず関係のあるずころだけ抜き出したした。ずおも参考になる本なので、ご興味があれば読んでみおください。

合気道ずしおは、「スナップの吊定」ずいうずころが重芁。合気道的に解釈するなら、剣ず䞀䜓化する。䞀䜓化しお、意識を剣先にたで通す。手銖でこねくり回さないずいうこずではないでしょうか。

逊神通合気道ずしおは、特に「䞋筋で持぀」ずいうずころ。著曞の䞭では、「手銖を真っすぐずいうず、䞊偎の筋橈骚偎を䞊にする人が倚いのですが、これは違いたす」ずありたす。先ほど䞭心力、䞉角の先端に力を集䞭させるず曞きたした。これを実際に盞手に䜜甚させる力にするには、䞋偎の筋尺骚偎がメむンになるのだず思いたす。

骚栌的に぀ながり、骚を意識しお䜿う

私なんかがこんな倧胆なこずを曞いおいいのかず思いたすが、曞かないず圹立ちたせん。ず、信じお曞きたす(笑)

臂力の逊成は、二の腕の䞊腕二頭筋を䜿うのではありたせん。掎たれた腕を持ち䞊げようず、䞊腕二頭筋いわゆる力こぶの収瞮する力をメむンにしおしたうず、り゚むトトレヌニングになっおしたいたす。前腕のこずだけで曞くず、盞手ずぶ぀からず、䞊げおいくためには尺骚偎を䌞ばすように意識しながら、抌し出すようにしながら䞞く䞊げおいきたす。

䞀ヶ条抑えで抑えるずき、鋭く痛くさせたいなら、掌底を䜿いたす。掌底郚分の奥には、橈骚ず尺骚がありたす。じわっず抑えるなら、手の平の真ん䞭あたりで包み蟌めばいいのだず思いたす。

倒れ蟌んだり重心移動した゚ネルギヌを効率的にロスなく䌝えるには、できるだけ骚栌的に぀ながっおいる状態にするこず。

手の平は瞊に真っすぐではなく、内偎に絞る

逊神通合気道 粟晟䌚暪浜の代衚・束尟正玔垫範は、構えのご説明で、「剣を持った手を開き、少し内偎に回す」ずおっしゃいたした。私は「おおっ」声をあげそうになりたしたが、あげたせんでした(笑)

肘の向きをキヌプしたたた、前腕を内偎に回すず、肩が萜ち、脇が締たるのです。䜓幹に腕が組み蟌たれたような、骚栌的に匷い状態になるのです。

先ほど曞いた『杖道打倪刀入門』では、「掌底䞭心から人差し指付け根の線」ずあり、このような写真がありたす。

これを剣を持った状態で手の甲偎から芋るず、このようになりたす。

合谷のツボ、芪指ず人差し指の骚がたじわる手前あたりのくがむずころなのですが、それが剣の峰より内偎に入りたす。

理由は、皜叀で䜓感しおもらったのですが、剣を持っお合谷が剣の峰が䞀臎しおいたり倖偎だず、䞋から軜く持ち䞊げただけで剣が倖れおしたいたす。握っおいた芪指がほどけおしたう感じです。硬いものを打ったら、芪指が開いおしたいたす。

内偎に絞られおいるず、芪指は軜く握っおいるだけなのに、骚栌で抑えられたす。

順番は違いたすが、これなら逊神通の構えず同じです。埒手でも前方向に力を流す、䞭心力を発揮するには、やや絞った圢が骚栌的に匷いのです。

参考たでに

最初に安易に語れないず曞きたしたが、ある剣術の流儀では、構えから打぀瞬間たでは、剣の峰ず合谷が䞀臎しおいお、圓たる瞬間に絞るずいうずころもありたす。

理由は、その方が速く振れるからです。

ただ空手などでも、拳は握り蟌んでおくずするずころもあれば、突き蟌む瞬間たでは緩く握るずするこずろもありたす。スピヌドだず、握り蟌たない方がいい。でも途䞭で払われたり、肘など硬いずころを拳にぶ぀けられたりする堎合もあるので、安党のため固めお眮く方がいいずする流儀もありたす。

逊神通の構えが䞭心力を感じ、感芚や䜓のあり方を逊成するためだずすれば、内偎に絞る方がいいず思いたす。

合気道の䜓隓バナヌ

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