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合気道はファンクショナルトレーニング?

October 7, 2016

 

昨年あたりからフィットネスの分野で、「ファンクショナルトレーニング」という言葉を見かけることが多くなりました。フィットネスジムでもファンクショナルトレーニングとうたっているところもあります。

ところがそれほど明確な定義はないそうです。

 

検索したりしてあちこち読んでいると、特定の筋肉を鍛えるというのではなく、姿勢と身体の動きを全体としてとらえ、特定のスポーツや競技目的以前に、日常動作のパフォーマンス向上から始めるトレーニングということのようです。

私は「ファンクショナルトレーニング」って、あたらしくもなんともない。合気道そのものだよねと思っていました。

 

 

たとえば腹筋を鍛えるのは、仰向けからのクランチ動作が一般的で、腹直筋に効かせるには効果的です。でも腹筋が何のためにあるかといえば、まず立ったとき歩くときの身体を安定させるもの。重力に逆らって体幹を支えるという“機能”を考えれば、うつ伏せになって身体の固定に抵抗を加えるようなものであるべきだというのです。

これはまさに前倒受身そのもの。

うつ伏せになって身体を固定するのは、肘から先の前腕部とつま先が床についた状態で、身体をまっすぐ水平に維持するというトレーニング方法が一般的です。養神館合気道の前倒受身は、前に倒れたとき、手の平から流れるように前腕部をついて顔面を守り、つま先で支えることによって膝を守ります。腹筋を鍛えるためにやっているのではなく、安全な受身のためにやるのですが、結果として単純に身体の固定するより腹筋に付加がかかりますし、一連の動作の中でやることなので、動きの質も向上します。

 

 

また人間の動作は、単独の筋肉が働いて身体が動くわけではないですよね。走るとき、前進するのは地面を蹴った力が、足裏から太もも、お尻、体幹から上肢へと骨と筋肉で伝達されるのだと思います。ファンクショナルトレーニングでは単独の筋肉ではなく、そのスムーズな連鎖(キネティックチェーン)こそが最も重要だとされています。

一番上の画像を見てください。養神館合気道の「臂力の養成」という基本動作のひとつです。相対で臂力の養成を行うときは、片方の腕を両手で持たれ、押さえられた状態から上方に丸く崩します。

画像では、後ろ足の足裏から後頭部まで、ほぼ一直線のラインができていることがわかります。これは筋肉ばかりか骨はもちろん身体全体が連鎖していますし、前に倒れ込もうとする重力も味方につけた動作です。さらに上げるところでは詳しい説明が必要ですが、一般的にファンクショナルトレーニングで連鎖といわれるものより高度なのではないでしょうか。

もちろん競技に出るような人なら、それだけでは足りなさすぎですけれども。

 

 

さらにいろいろありますが、合気道に人間の動作として不自然だったり、無理をする動きはありません。あるとすれば間違って解釈しているか、もしかすると身体が日常生活で不自然に凝り固まっているのかもしれません。合気道が一般的な人の身体の機能性を高め、日常動作のパフォーマンスを高めることは間違いないと思います。

 

 

 

体験についてのQ&A

 

 

 

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