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カラテの道場で合気道講習会をやらせていただきました

February 24, 2017

 

2月23日、精晟会渋谷の表参道教室の通常稽古が終わった後、空手をやられている皆さんを対象にした「合気道講習会」をやらせていただきました。

 

精晟会渋谷 表参道教室は、カラテスクールの中でやっています。カラテスクールの斉藤師範から、空手の生徒向けに合気道を使った護身術をやれないだろうかというお話をいただいたのです。

養神館の合気道には、護身技と呼ばれるものがありますが、合気道をかなりやっている人じゃないとできない技ばかりです。

それよりも空手をやっている人たちなんだから、空手の動作や技でやったらどうだろうというアイデアがありました。

 

世の中には様々な護身術が存在しています。

でもそんなことをしたら護身じゃなく、過剰防衛で逮捕されるだろうと思えるもの。逆に何もやっていない人だと覚えられないし、身にもつかない。とっさに出ないよと感じるものも少なくありません。

幸い、今回は空手をやられている人たち。上段上げ受け、前屈立ち、掌底打ち、肘打ち、廻し受け、前蹴りなどなどの動きなら、日々稽古しているから、とっさに出せるんじゃないか。そのまま使うわけじゃないけれど、スムーズに動けるはずではと考えたのです。

 

 

 

離脱する、回避する、重大な危険に対応する3つのレベルの術

 

私は既存の護身術に対して、また別の不満も持っていました。いろんな人から聞くトラブルの多くは、満員電車の中、そしてお酒の席での問題がほとんどです。

いままで満員電車のトラブルについては、2度書いています。

満員電車にこそ、護身が必要かもですね - 1

満員電車にこそ、護身が必要かもですね - 2

 

そしてお酒にからむトラブルは、男女ともにけっこう聞きます。そのほぼすべてが、仕事関係やコミュニティがらみ。いわば身内とのセクハラなどのトラブルです。だから、やっつけるための術(すべ)ではなく、避けるための術。酔っぱらっている相手なら「何をされたかわからないうちに離れていた」ぐらいの護身の術が必要だなと思っていました。道場関連ではよく聞かれます。

 

もちろん、もっと重大な危険に対応することだって必要でしょう。諸手持ち(片手を両手で抑えられた状態)からの技を稽古しているとき、技にはありませんが「もし引き込まれたら、こうやって止めなよ」と大学生の女の子に説明していたら、「そんなこと起こらないですよ」と言います。

私は何年か前、うちの奥さんが近所を歩いているとき横にワゴン車が止まって、いきなり引きづり込まれそうになったんだよと話したら、驚いていました。警察に通報すると、周辺で多発していたそうです。

だから何が起こるか、わからない。せっかく武道をやっているのだから、身近かで起こりそうな危険には備えておいた方がいいですよね。

 

 

なので、まず基本として、離脱法。そして身内などとのトラブルをやんわり回避する方法。さらには重大な危機への対応という3段階ぐらいで、プログラムを考えようと思いました。

たかだか1時間半の講習なので、できることは限られていますが、重大な危機。いきなり殴ってくるとかあからさまな暴力へは、空手をやっている人たちだから空手で対処するのが当たり前。普段稽古してないことが、とっさに出るわけありません。

 

 

 

合気道を空手の技を持つ人たちに、護身術としてどう活かすか

 

入り身は、前に出て止めること。転換は力のベクトルを外して、方向を変えること。攻撃線を外して、安全な死角に入ること。相手の力のベクトルに乗っかること。中心力を使うこと。呼吸力を使うこと。接点を動かさず、離れた場所から力を送ること。骨格的な構造を使うこと。相手の反射を誘うこと。丸く動かすこと。当て身は、鍛えなくてもいい部位を使うこと。などなど、他の武道武術と比較すると特徴的なことはいくつも上げられますが、そこを説明し始めると、とても難しい。

 

だから合気道の技をお見せして、ざっくりこの動き。投げたり倒したりするところではなく、止めたり、受け流したり、相手を横向かせたり後ろ向かせたりするポイントはここです。この動作ですと説明しようと考えました。

片手を両手で掴まれて引き込まれたら、そこで対抗しようとせず、前に踏み出して前屈立ちになりながらアゴ下に上段上げ受けをぶち込む。アゴを上げさせて、後脚からつっかい棒にするのですが、私はこれだって入り身だと思っています。ただ入り身だとは説明していません。

 

合気道そのものとしてやっていただいたのは、最初に構え。中心力の説明をしました。それから後方転倒受身。激しく稽古はしませんが、後ろに倒すところで後頭部を打ったり、腕を伸ばして倒れてしまうと危険です。もちろん普段、もし転んでしまっても使えますし。

 

 

空手の廻し受けは、自分が転換しながら使うと、受け流したり引っ張り込んだりしながら、相手を回してしまえる優れた動作だと思いますし、合気道の動きとも親和性が高いのではないでしょうか。

 

そんなことを考えながら、講習をさせていただきました。

斉藤師範から「皆さん喜んでいました」とメールをいただいたので、少しはお役に立てたみたいです。

 

 

1分ほどの動画にまとめました

 

 

 

 

体験についてのQ&A

 

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