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合気道を理解するために役立つ知識や名言、歴史上のエピソードを、信頼度が高く、また再版されていない書籍などから引用したものをデータベースにしました。

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「相手を崩すのは、必ずしも身体でなくてもいいのです。また、突いていらっしゃい」 最初の技はかなりこたえたが、ギブアップにはまだ間がある。こうなれば、と私は突きを出した。その眼の前で、パン! といい音がした。当然、私は「わっ」と崩れた。 打ち鳴らした手と手を離し、近藤氏はにっこり笑った。「いま、驚きましたね。これで、あなたの気が崩れたわけです。ここで技をかければ十分かかります。身体を崩すばかりではないというのは、こういうことなのです。次に合気の例を示してみましょう。私の手を取って押して来てください」 用心しながら押すと、近藤氏は抵抗せず、「ここまで押しこまれると、合気の技はかけられません。あなたの体勢が整ってしまったからです。これから技をかけると、柔術の領分になります。合気の技ですと、そうなる前に、あなたの体を崩さなくてはなりません。もう一度」 今度は、力を入れる寸前、近藤氏の手が動いて、私はバランスを崩した。「これで相手はまともな攻撃がかけられなくなります。次の瞬間、技をかけるのです」 なにしろ応接間であるから、投げとばされたり、引き倒されたりすることはなかったが、手首の内と外にある急所を責められたときはまいった。 手首を握ったときは、必ずここを押えて崩すから、やられたほうは動きを固定されるばかりか、プラス激痛の二段攻撃で身動きできなくなってしまう。取材後、私の右手首は倍近く腫れ上がっていた。

合気の技

ザ・古武道

菊地秀行

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