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合気道を理解するために役立つ知識や名言、歴史上のエピソードを、信頼度が高く、また再版されていない書籍などから引用したものをデータベースにしました。

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植芝盛平の合気道指導は、理論的な体系に基づいて系統的になされるという種類のものではありませんでしたから、その技法習得のためには、弟子のほうで反省工夫し、頭を働かせねばなりませんでした。この方面でもっとも進んでいたのは,富木謙治(大正14年入門)でした。富木は研究者(戦前戦後に大学教授)として、戦前から合気道の理論化、体系化に腐心し、昭和8年の『武道練習』(植芝盛平著)の編集とりまとめに携わるのをはじめ「合気武術教程」(同12年)、「体術教程」(同18年,陸軍憲 兵学校テキスト)などの執筆にあたり、独自に教育体系をつくりました。 (中略) 元来、武田惣角の技法には名称がありませんから、植芝盛平の技法にも名称は付されていませんでした(『武道練習』にも「合気武術教程」にも技の名称はありません)。技に最初に名称を付したのは富木謙治で,富木は昭和15年ころにはすでに「甲手捻り」(小手捻り、第三か条あるいは第三教)、「甲手返し」(小手返し)、「甲手廻し」(逆手取り小手捻り、小手回し、第二か条あるいは第二教)、「押倒」(腕おさえ、第一教)などの言葉を著書『合気武道』(戦前の書、関係者が北海道で刊行)のなかで使用しています。 (中略) その後現在に至るまで、多くの指導者が、それぞれ著書において合気道の紹介をしていますが、技に名称がなく、むしろ「わからないように」教えられた(つまり、身体で覚えることを教えられた)富木など昔の人々の苦労を考えますと、「解説書」や「入門書」の出版は、合気道界においてたいへん意義あることであったといえます。

合気道の理論化、体系化

合気道教室

志々田文明・成山哲郎

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