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合気道を理解するために役立つ知識や名言、歴史上のエピソードを、信頼度が高く、また再版されていない書籍などから引用したものをデータベースにしました。

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望月が植芝の技を見たときに、望月はすぐにそれがわかり、見ただけで、その技ができたという。玉心流柔術の心得があったとはいえ、ここにおいては、望月の並々ならぬ武道的センスをうかがうことができる。植芝も望月の才能を見抜き、入門後しばらくして、望月を門人頭 (事実上の師範代) に命じている。この後も、望月が体を壊して、静岡に引っ込み、そこで養正館を設立してから、植芝は望月を訪ね、そこで、合気柔術を教えたのであるが、直接の教授の年月は、二、三年間程度であって、何十年間も直接の指導を受けたのではなかった。 門人頭になってからの数か月は、植芝の道場で合気柔術を門下生に教えることになったが、時折、道場破りがきて、望月に手合せを願い出たという。これらの道場破りのなかには、ボクシングの選手もいて、今日流にいえば、「異種格闘技戦」が繰り広げられたといえる。柔道にしても合気柔術にしても、相手との何らかの接触があって、技をかけることができるが、ボクシングのように、相手がすぐに手を引いてしまっては、技をかけることが困難であった。そのときに、望月が使った方法が蹴りであった。ボクシングの場合、パンチによる上半身攻撃しかできないので、 水月(みぞおち)から下への足での攻撃は死角になったといえよう。

道場破り

心身一如の身体づくり

原尻英樹

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